下剤
下剤とは、腸(小腸・大腸)の蠕動運動(ぜんどううんどう)を活性化させ、便(大便・糞)などの排泄を促進させる薬、または便をやわらかくする薬のことをいい、“便秘薬”ともいわれています。
下剤は強さにより大きく分けると緩下剤(かんげざい)・峻下剤(しゅんげざい)に分類され、便秘の症状によって使い分ける必要がありますので、薬局で市販の下剤を買うときはもちろん、病院で下剤をもらうときには便秘の症状を医師や薬剤師に詳しく説明し、もしも下剤を使用してお腹が痛くなったり、下痢をしたり、体調が悪くなったら早めに医師や薬剤師に相談しましょう。〜下剤を使用する場合の注意点〜
・習慣性が生じることがある
・腸管粘膜に炎症を起こすことがある
・下痢が続くことがある
・小腸が栄養素の消化吸収を妨げる下剤もある
・腹痛・嘔吐などの副作用が生じることもある
妊娠中の人が強い下剤を服用したり、常用すると問題が起こる可能性もありますので、専門医に相談し、処方してもらった下剤を使用するようにしましょう。
また、いまでは下剤でダイエットなどをしようとしている若い女性がいますが、下剤を使っても食べた量の約1割程度しかカロリーは排出されないので、下剤を常用しても痩せるということはありません。それどころか、下剤の乱用は体力を消耗させ、さまざまな病気の引き金になる可能性もありますので、絶対にやめるべきです。
いずれにしても下剤は食生活や生活環境を見直しても便秘が改善されない時に、短期間使用することが望ましい薬です。また使用しても便秘が改善されない場合は薬があっていないこともありますし、他の病気の可能性もありますので、早めに医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
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